恵比寿・目黒

東京都庭園美術館(目黒駅)の展覧会・イベント予定

東京都庭園美術館本館の建物

東京都庭園美術館は、港区白金台に位置し、目黒駅から徒歩約7分の都立美術館。

1933年に建てられ、かつて朝香宮鳩彦王が暮らしたことから旧朝香宮邸とも呼ばれる。

本館は、伊勢丹新宿日本橋三越のように日本を代表するアール・デコ様式の洋館。
2015年に国の重要文化財に指定された。

東京都庭園美術館としてオープンしたのは1983年。

館内では年に数回企画展を開催。
所蔵品を展示する常設展は行わないが、広大な庭園やアール・デコの建物、調度品そのものが芸術作品。

庭園は、2018年3月21日(水)に整備工事を終え、グランドリニューアルオープンした。

東京都庭園美術館の展覧会・イベント予定

年に一度、邸宅空間の再現展示を行い、朝香宮邸当時の雰囲気を楽しめる。

東京都庭園美術館の過去の代表的な展覧会・イベント

2020年4月18日(土)〜6月23日(火)まで「建築をみる2020 東京モダン生活 東京都コレクションにみる1930年代」を開催した。

2020年2月1日(土)〜4月7日(火)まで「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」を開催。
長野県諏訪市の北澤美術館が所蔵する、ルネ・ラリックのガラス工芸品やジュエリーの名品を約220点展示した。

2019年10月12日(土)〜2020年1月13日(月)まで、アジアのイメージ 日本美術の「東洋憧憬」を開催。
画家・岡村桂三郎さんと漆芸家・田中信行さん、ファッションデザイナー・山縣良和さんの3名が、アジアをイメージして制作した作品を展示した。

2019年7月20日(土)〜9月23日(月)まで「1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと」を開催。
ふだんは非公開の本館3Fウインターガーデンを特別公開した。

2019年4月20日(土)〜7月7日(日)まで「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」を開催。
エコール・ド・パリを代表する画家 キスリングの画業を、透きとおるように色鮮やかな肖像画を中心とした、約60点の作品で振り返る。

2019年1月26日(土)〜4月7日(日)まで、展覧会「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟」を開催。
岡上淑子さんが、ノリとハサミと指先だけを材料に制作した、フォトコラージュ作品を展示した。

2018年10月6日(土)〜2019年1月14日(月)まで、展覧会「エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し」を開催。
エグゾティスムをテーマに、絵画・彫刻・ファッションなど約85点を展示した。

2018年6月30日(土)〜9月17日(月)まで「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」を開催した。

東京都庭園美術館の正門前に掲示していた「建物公開 旧朝香宮邸物語」と「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界展」の看板「建物公開 旧朝香宮邸物語」と「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界展」の看板

2018年3月21日(水)〜6月12日(火)まで「建物公開 旧朝香宮邸物語」と「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界展」を同時開催した。

2017年11月18日(土)〜2018年2月25日(日)まで、展覧会「装飾は流転する 今と向きあう7つの方法」を開催した。

東京都庭園美術館の正門前に掲示していた「並河靖之七宝展 明治七宝の誘惑 透明な黒の感性」の看板「並河靖之七宝展 明治七宝の誘惑 透明な黒の感性」の看板

2017年1月14日(土)〜4月9日(日)まで「並河靖之七宝展 明治七宝の誘惑 透明な黒の感性」を開催。
明治期の七宝家・並河靖之さんの作品を展示した。

2016年9月22日(木)〜12月25日(日)まで「クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス さざめく亡霊たち」と「アール・デコの花弁 旧朝香宮邸の室内空間」を同時開催。
東京都庭園美術館創建時の貴重な調度品や、アール・デコ期の作家による作品群を展示した。

2016年4月22日(金)〜7月5日(火)まで「メディチ家の至宝 ルネサンスのジュエリーと名画」を開催。
フィレンツェのウフィツィ美術館が所蔵する、メディチ家の財宝・美術コレクションを展示した。

ブラジル先住民の椅子(終了)

東京都庭園美術館の入口前に掲示していたブラジル先住民の椅子の告知ブラジル先住民の椅子の告知

ブラジル先住民の椅子は、ブラジル・サンパウロの出版社・ベイのコレクションから、ブラジル先住民17部族の椅子を約90点展示した、椅子に焦点を絞った展覧会。

会場の構成は、建築家・伊東豊雄さんが担当。
エネルギーにみなぎるブラジル先住民の椅子と、本館・新館それぞれでちがう展示演出のコラボを楽しめる。

ブラジル先住民の椅子のイベント概要
開催期間:2018-6-30(土)〜2018-9-17(月)
時間:10:00-18:00(入場は閉場の30分前まで)
休館日:第2水曜日・第4水曜日
会場:東京都庭園美術館
当日入場チケット料金:一般 1,200円/大学生・専門学生 960円/中学生・高校生 600円/65歳以上 600円/小学生以下および都内在住在学の中学生:無料

建物公開 旧朝香宮邸物語(終了)

旧朝香宮邸・東京都庭園美術館本館内の階段東京都庭園美術館本館内の階段

建物公開 旧朝香宮邸物語は、その名のとおり、アール・デコ様式の旧朝香宮邸・東京都庭園美術館本館の館内を公開する1年に1度の建物公開展。

建築美を楽しめることに加え、朝香宮家にまつわる衣裳や、旧朝香宮邸の関連資料を展示。
建物に刻まれた歴史と記憶をたどれる。

館内に東京都庭園美術館が所蔵するコレクションや、文化学園服飾博物館の華やかなドレス・バッグを展示し、アール・デコ全盛の1900年代にタイムスリップしたかのよう。

建物公開 旧朝香宮邸物語のイベント概要
開催期間:2018-3-21(水)〜2018-6-12(火)
時間:10:00-18:00(入場は閉場の30分前まで)
休館日:第2水曜日・第4水曜日
会場:東京都庭園美術館 本館
当日入場チケット料金:一般 900円/大学生・専門学生 720円/中学生・高校生 450円/65歳以上 450円/小学生以下および都内在住在学の中学生:無料

装飾は流転する「今」と向きあう7つの方法(終了)

東京都庭園美術館で開催した装飾は流転する「今」と向きあう7つの方法の会場内に展示していたニンケ・コスターさんの作品「時のエレメント」ニンケ・コスターさんの作品「時のエレメント」

装飾は流転するは、装飾をテーマに、国内外7組のアーティストの作品を展示した展覧会。

装飾と一言でくくっても、衣服やインテリアなど多種多様。
人々が文化や時代にあわせて、日々の暮らしで目に映るさまざまなものに彩りを加えてきたことにあらためて気づかされる。

東京都庭園美術館で開催した装飾は流転する「今」と向きあう7つの方法の会場内に展示していた山縣良和さんの作品群山縣良和さんの作品群

日本からは、ファッションブランド リトゥンアフターワーズのデザイナー・山縣良和さん、双子のアーティストユニット 髙田安規子さん・政子さん、山本麻紀子さんらが参加。

アール・デコ様式の装飾が美しい東京都庭園美術館内に作品を展示することにより、移り変わる装飾をより一層感じられる。

装飾は流転する「今」と向きあう7つの方法のイベント概要
開催期間:2017-11-18(土)〜2018-2-25(日)
時間:10:00-18:00(入場は閉場の30分前まで)
休館日:第2水曜日・第4水曜日・2017年12月27日〜2018年1月4日
会場:東京都庭園美術館 本館・新館
当日入場チケット料金:一般 1,100円/大学生・専門学生 880円/中学生・高校生 550円/65歳以上 550円/小学生以下および都内在住在学の中学生:無料

東京都庭園美術館の庭園の見どころ

東京都庭園美術館は、アール・デコ様式の本館に加え、その名のとおり広大な敷地の大半を占める和洋3種類の庭園が見どころ。

庭園は、国立科学博物館附属自然教育園と隣接し、東京都心にいることを忘れてしまうぐらい緑にあふれている。

東京都庭園美術館 庭園

東京都庭園美術館の芝生広場東京都庭園美術館の芝生広場

東京都庭園美術館の庭園は、芝生広場・日本庭園・西洋庭園の3種類。

庭園入園料金を払うと、展覧会に入場しなくても庭園だけ入れて、小さな赤ちゃんや子供連れで散歩に来ている家族をしばしば見かける。

東京都庭園美術館の芝生広場に展示している安田侃さんの彫刻「風」芝生広場に展示している安田侃さんの彫刻「風」

芝生広場は、安田侃さんの彫刻「風」をはじめ、アート作品が点在。
都心にいながら、静けさがただよい、ゆっくりと時間が流れている。

東京都庭園美術館の日本庭園東京都庭園美術館の日本庭園

日本庭園は、池を中心とする回遊式庭園。
一角に1938年建造のかわらぶき屋根の茶室「光華」がたたずみ、周囲の景色に溶け込んで、風情を増す。

秋には木々が真っ赤に色づき、紅葉の名所に劣らない赤と緑の美しいコントラストをながめられる。

2018年3月21日(水)にリニューアルオープンした東京都庭園美術館の西洋庭園とレストラン「デュ パルク」リニューアルオープンした西洋庭園とレストラン「デュ パルク」

西洋庭園は、長らく整備工事で閉園していたが、2018年3月21日(水)にリニューアルオープン。
あわせて、全面ガラス張りの窓から庭園をのぞめるレストラン「デュ パルク」がオープンした。

東京都庭園美術館 庭園の施設情報
庭園開園時間:10:00-18:00
日本庭園 通行時間 10月~3月:10:00-16:30
日本庭園 通行時間 4月~9月:10:00-18:00
休園日:第2水曜日・第4水曜日
入園料金:一般 200円、大学生・専門学校生含む 160円、中学生・高校生・65歳以上 100円

東京都庭園美術館 本館

東京都庭園美術館の本館次室に展示している香水塔本館次室に展示している香水塔

東京都庭園美術館の本館は、2階建てで約20部屋。
各室は、展覧会開催時に展示室としてつかい、部屋ごとに異なるイメージをもつ個性的な内装やインテリアをじっくり見ていると、つい展覧会の鑑賞時間が長くなってしまう。

東京都庭園美術館本館の大食堂本館の大食堂

どの部屋も壁・扉・照明・カーテンなど細部まで凝っていて、次はどんな部屋だろうかと、展覧会の展示と二重の楽しみで足取りが軽くなる。

東京都庭園美術館 新館

東京都庭園美術館新館の外観新館の外観

東京都庭園美術館の新館は、2014年にオープンしたまだ新しい建物。

ギンザシックスのプレミアムラウンジ「LOUNGE SIX」の空間設計を手がける写真家・杉本博司さんがアドバイザーをつとめ、ホワイトキューブの展示室を備える。

東京都庭園美術館新館1Fのカフェ「テイエン」新館1Fのカフェ「テイエン」

新館の1Fには、ミュージアムショップ「ノワール」と、カフェ「テイエン」を併設。

陽の光がやわらかく差し込むガラス張りのカフェで展覧会鑑賞の余韻にひたり、ミュージアムショップで展覧会の関連グッズを購入できる。

東京都庭園美術館のミュージアムショップ「ブラン」ミュージアムショップ「ブラン」の外観

ノワールはフランス語で「黒」を意味し、正門横の邸宅のようなミュージアムショップ「ブラン」は、反対に「白」を意味する。

カフェ「テイエン」・ミュージアムショップ「ノワール」の店舗情報
カフェ「テイエン」 営業時間:10:00-18:00(入店は17:30まで)
ミュージアムショップ「ノワール」 営業時間:10:00-18:00(入店は17:30まで)
休日:第2水曜日・第4水曜日・展覧会準備期間
カフェ「テイエン」 電話番号:03-6721-6067
ミュージアムショップ「ノワール」 電話番号:03-6447-7932

東京都庭園美術館の行き方・アクセス(新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため営業時間を変更している場合があります)

東京都庭園美術館の正門東京都庭園美術館の正門

東京都庭園美術館の最寄駅は、都営三田線・東京メトロ南北線の白金台駅。

JR山手線・東急目黒線の目黒駅からも徒歩圏内。
東口を出て、目黒通りを白金台駅方面に7分ぐらい歩くと、左に見えてくる。

東京都庭園美術館の基本情報
住所:東京都港区白金台5-21-9
電話番号:03-3443-0201
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
休館日:第2・第4水曜日および年末年始
公式ウェブサイト:東京都庭園美術館 公式サイト
最寄り駅からのアクセス:都営三田線・東京メトロ南北線「白金台駅」から徒歩約6分

東京都庭園美術館の周辺スポット

東京都庭園美術館から歩いて7分のJR目黒駅は、山手線をはじめ南北線・三田線が通り、電車でのアクセスが便利だが、徒歩圏内の恵比寿・目黒エリアにも見どころがたくさん。
歩いて散策してみるのもおもしろい。

八芳園

白金台 八芳園の日本庭園に咲いていた桜と野点席八芳園の日本庭園に咲いていた桜と野点席

目黒通りを白金台駅の方向に約13分歩き、日吉坂上の交差点を右に曲がると、八芳園が左に見えてくる。

八芳園の見学の見どころは、池を中心とした回遊式の日本庭園。
春の桜・夏の新緑・秋の紅葉・冬の雪化粧など、四季にあわせて美しく姿を変える。

目黒雅叙園(ホテル雅叙園東京)

目黒雅叙園の正面入口目黒雅叙園の正面入口

目黒駅を西口に抜け、山手通りの方向に歩くと、徒歩約12分で目黒雅叙園(ホテル雅叙園東京)に行ける。

昭和の竜宮城とうたわれる目黒雅叙園の見学コース 百段階段は、アール・デコ様式の洋館 東京都庭園美術館と対照的な美しさ。

恵比寿ガーデンプレイス

時計広場から見た恵比寿ガーデンプレイスのアーチ恵比寿ガーデンプレイスのアーチ

首都高速沿いに恵比寿駅の方向に歩くと、恵比寿ガーデンプレイスの付近まで行けて、徒歩12分ぐらいでたどり着ける。

恵比寿ガーデンプレイスのイベントは、緑のアーチがかかるセンター広場や、石のモニュメントがある時計広場で行い、東京都写真美術館で映像展や写真展を開催する。

アトレ恵比寿

アトレ恵比寿本館と西館の建物アトレ恵比寿本館と西館の建物

恵比寿ガーデンプレイスから、動く歩道の恵比寿スカイウォークに乗り約5分、アトレ恵比寿がJR恵比寿駅に直結している。

アトレ恵比寿のセール・イベントは、夏にサマーカーニバル、冬にウィンターカーニバルというセールを行い、本館4Fのフォンテーヌテラスと本館3Fのトライアングルコートで催事を開催する。