スヌーピーミュージアムは、2016年4月に麻布保育園跡地にオープンし、約2年半後の2018年9月24日(月)に閉館した、チャールズMシュルツミュージアムの世界初のサテライト美術館。
跡地には、2019年1月にソニーミュージック六本木ミュージアムがオープン。
スヌーピーミュージアムは、2019年12月14日(土)に南町田グランベリーパークに移転オープンした。
建築や内装は、国立新美術館のミュージアムショップ・スーベニアフロムトーキョーや、西武池袋の食と緑の空中庭園を手がけるトラフ建築設計事務所がデザイン。
期間が限られているので、気が向いたときにフラッと行きたいが、基本的には事前予約制。
当日券が売り切れて入館できない場合があるので、混雑しそうな時期に行く場合、事前に公式サイトで当日券の販売情報をチェックしてから訪れるのがいい。
目次
スヌーピーミュージアムの過去の代表的なイベント
2018年4月21日(土)〜9月24日(月)まで、ザ・ファイナル「ともだちは、みんな、ここにいる。」を開催し、最終日に閉館した。
2017年10月7日(土)〜2018年4月8日(日)まで、特別展「Love is Wonderful 恋ってすばらしい。」を開催した。
2017年11月23日(木)〜12月25日(月)の期間中、スヌーピー・イルミネーションを点灯した。
2017年4月22日(土)〜9月24日(日)まで、開館1周年記念展覧会「ピーナッツ・ギャング・オールスターズ! ともだちを紹介してよ、スヌーピー。」を開催した。
2017年7月12日(水)〜8月10日(木)まで「スヌーピーのバースデー・フェア!」を開催。
スヌーピーの誕生日当日、8月10日(木)の19:30〜21:00まで、スヌーピーが来場してバースデーパーティーを行った。
2016年10月8日(土)〜2017年4月9日(日)まで、第2回展覧会「もういちど、はじめましてスヌーピー。」を行った。
2016年4月23日(土)〜9月25日(日)まで「オープン記念展 愛しのピーナッツ。」を開催した。
ともだちは、みんな、ここにいる。(終了)
2年半の期限をむかえ閉館したスヌーピーミュージアム最後の展覧会。
スヌーピーとウッドストックや、スヌーピーとチャーリー・ブラウンなど、ともだちをテーマにした約80点の原画を展示した。
最終回ということもあり、チャールズMシュルツミュージアムの所蔵品から厳選した貴重なコレクションの数々を展示し、1950年頃に描かれた最古の原画が来日する。
スヌーピーミュージアムに行ったことがある人もない人も、別れを告げに訪れたい。
- 「ともだちは、みんな、ここにいる。」のイベント概要
- 開催期間:2018-4-21(土)〜2018-9-24(月)
- 時間:10:00-20:00(最終入場は閉館の30分前まで)
- 当日チケット料金:一般 2,000円/大学生 1,400円/中学生・高校生 1,000円/4歳〜小学生 600円
Love is Wonderful 恋ってすばらしい。(終了)
Love is Wonderfulは、スヌーピーミュージアムの4つ目の展覧会。
恋をテーマに、スヌーピーやチャーリー・ブラウンをはじめ、ピーナッツ・ギャングたちのさまざまな恋のエピソードを、約80点の原画やアニメーションで紹介する。
アニメーションは、株式会社ロボットが制作。
恋模様を天気で表現した「オープニングシアター」、夜空に恋の相手を思い浮かべる「恋シアター」の2作品を上映。
スヌーピーは、結婚するはずだったが、寸前で実のお兄さんに奪われてしまった悲しい過去があり、スヌーピーファンなら詳しい事情を知っておきたい。
本展にあわせて、ブラウンズストアに約200点の商品を追加し、カフェブランケットで恋にちなんだ恋メニューを提供した。
- 「Love is Wonderful 恋ってすばらしい。」のイベント概要
- 開催期間:2017-10-7(土)〜2018-4-8(日)
- 時間:10:00-20:00(最終入場は閉館の30分前まで)
- 住所:東京都港区六本木5-6-20
- 当日チケット料金:一般 2,000円/大学生 1,400円/中学生・高校生 1,000円/4歳〜小学生 600円
スヌーピー・イルミネーション(終了)
スヌーピー・イルミネーションは、スヌーピーミュージアムの屋外に点灯したクリスマスイルミネーション。
スヌーピーミュージアムの木々をイルミネーションでかざり、一見するとふつうのイルミネーションだが、一定時間ごとに特別演出を行う。
特別演出は、スヌーピーやチャーリー・ブラウンのカタチをしたイルミネーションが、ストーリーにあわせて順に輝いて、まるでショーを見ているかのよう。
ギャラリーの前にクリスマス限定フォトスポットを設置したり、ブラウンズストアの店内にクリスマスツリーをかざったり、カフェブランケットでクリスマスメニューを提供し、スヌーピーミュージアムがクリスマス一色に染まる期間。
- スヌーピー・イルミネーションのイベント概要
- 開催期間:2017-11-23(木)〜2017-12-25(月)
- 料金:観覧無料
ピーナッツ・ギャング・オールスターズ! ともだちを紹介してよ、スヌーピー。(終了)
開館1周年を記念して開催した第3回目の展覧会。
スヌーピーをはじめ、チャーリー・ブラウンやウッドストック、ルーシーにライナスなど、ピーナッツの仲間たち、通称ピーナッツ・ギャングにスポットライトをあてた。
約80点の原画と2作品のオリジナル映像で、各ピーナッツ・ギャングを象徴する代表的なエピソードを紹介する。
オリジナル映像のひとつは「ピーナッツ・ギャング・オーケストラ!」。
ピーナッツ・ギャングが演奏するベートーヴェンの交響曲第九番、いわゆる第九を鑑賞できる。
イスに座ると特別演出が起こるので、いろんな座席に座って試したい。
また、スヌーピーミュージアムの開館1周年を記念して、ブラウンズストアの商品や、カフェブランケットのメニューがガラッと入れ替わっている。
行ったことがあっても、新鮮な気持ちで再び店内をのぞきたい。
- 「ピーナッツ・ギャング・オールスターズ! ともだちを紹介してよ、スヌーピー。」のイベント概要
- 開催期間:2017-4-22(土)〜2017-9-24(日)
- 時間:10:00-20:00(最終入場は閉館の30分前まで)
- 当日チケット料金:一般 2,000円/大学生 1,400円/中学生・高校生 1,000円/4歳〜小学生 600円
もういちど、はじめましてスヌーピー。(終了)
オープン記念展「愛しのピーナッツ。」に続く2回目の展覧会。
会場内に80点以上の原画を展示し、50年の期間を経て、スヌーピーがどのように変化していったか、振り返る展示構成。
見どころは、スヌーピーが扮するたくさんの変身。
スヌーピーは、もともと4本足で歩くふつうの子犬だったが、ものまねをしたり、サングラスをかけたり、弁護士やパイロットになったり、ユニークな変身がとまらない。
原画だけでなく、特別なよろこびを表現するハッピーダンスのアニメーション映像を上映したり、スヌーピーのぬいぐるみをつなげてつくったシャンデリアを展示した。
ハロウィン・クリスマス・バレンタインなど、季節のイベントにあわせて期間限定で展示を変え、何度訪れても楽しめそう。
- 「もういちど、はじめましてスヌーピー。」のイベント概要
- 開催期間:2016-10-8(土)〜2017-4-9(日)
- 時間:10:00-20:00(最終入場は閉館の30分前まで)
- 当日チケット料金:一般 2,000円/大学生 1,400円/中学生・高校生 1,000円/4歳〜小学生 600円
オープン記念展 愛しのピーナッツ。(終了)
「愛しのピーナッツ。」は、スヌーピーミュージアムのオープン記念展。
チャールズMシュルツさんの妻、ジーン・シュルツさんが選んだピーナッツの原画60点を展示したほか、詩人の谷川俊太郎さん、作家の吉本ばななさん、女優の前田敦子さんらの秘蔵スヌーピーコレクションを特別展示した。
原画だけでなく、立体作品を展示したり、ミニシアターで映像を上映したり、穴から作品をのぞき見るようなアトラクション要素まであって、退屈させない。
スヌーピーの肌感を再現したモフモフな柱は、実際にさわって、さわり心地を確かめられる。
- 「オープン記念展 愛しのピーナッツ。」のイベント概要
- 開催期間:2016-4-23(土)〜2016-9-25(日)
- 時間:10:00-20:00(最終入場は閉館の30分前まで)
- 当日チケット料金:一般 2,000円/大学生 1,400円/中学生・高校生 1,000円/4歳〜小学生 600円
スヌーピーミュージアムの見どころ
スヌーピーミュージアムは、ギャラリーで期間限定の展覧会を開催していたことに加え、屋外展示や3Dモザイクアート、併設のミュージアムショップ ブラウンズストアとカフェブランケット、4つ見どころがあった。
屋外展示は入館しなくても自由に見学できるが、3Dモザイクアートや、ブラウンズストアとカフェブランケットなど、館内の施設を見学したり、利用するには入場チケットが必要。
ショップだけの利用はできないので注意したい。
2017年3月21日(火)から、屋外のエントランス前に移動式のフォトスポットを設置。
手に持てるウッドストックなど、小道具と一緒に記念撮影できる。
2018年5月17日(木)には、スヌーピーとピーナッツ・ギャングが横断歩道を渡るトリックアートも登場した。
屋外のエントランス前には、フードトラックが停まっているので、入館前にメニューをチラ見しておきたい。
敷地内に喫煙所はないので、喫煙者は入館前の吸いだめを忘れずに。
屋外展示 ウェルカムスヌーピー
屋外展示のウェルカムスヌーピーは、正面エントランスから敷地に入るとすぐにある最初の見どころ。
入口で出迎えてくれる5匹のスヌーピーの立像を指す。
向かって右から順に、ふつうの犬のように四本足で歩いていた1950年代頃のスヌーピーから最近のスヌーピーまで、時代の流れに沿って展示し、スヌーピーが徐々に変化していったことが一目で分かる。
時代が進むごとに、どこが変わったか、間違いさがしのように鑑賞するとおもしろい。
混雑しているときは、ウェルカムスヌーピーを鑑賞したり、壁面に描かれたピーナッツのマンガを読んでいると、待ち時間に退屈せずに列に並んでいられる。
3Dモザイクアート
3Dモザイクアートは、約4,500枚ものピーナッツの4コマ漫画で、よりかかりあうスヌーピーとチャーリー・ブラウンを表現した壮大なスケールの作品。
スヌーピーミュージアムの館内に入り、チケットカウンターを通りすぎると、壁一面に広がる。
3Dモザイクアートは、カリフォルニアのチャールズMシュルツミュージアムにもあり、サテライト美術館ならではの展示。
ミュージアムショップ ブラウンズストア
ブラウンズストアは、天井に届きそうなほど、たくさんのスヌーピーグッズを販売する、まるでギャラリーのようなミュージアムショップ。
定番のぬいぐるみはもちろん、ステーショナリーや雑貨、ファッションに食品まで、とにかくスヌーピーづくし。
スヌーピーやピーナッツ・ギャングが乗るトミカや、エルエルビーンのトートバッグなど、有名ブランドとのコラボグッズも販売した。
開催中の展覧会にあわせて、図録をはじめ新しいアイテムを入荷するので、スヌーピーミュージアムに来るたびに訪れて、毎回ちがう顔を見られるお店。
カフェブランケット
カフェブランケットは、オープンデッキが気持ちいいカフェ。
2015年10月に中目黒にオープンした、スヌーピーやウッドストックをテーマにしたカフェ「ピーナッツカフェ」がプロデュースしたので、世界観がぴったり。
開催中の展覧会のテーマにちなんだ新メニューを代わる代わる提供した。
休日は、入店するために抽選になるほど混雑することがあるので、覚悟して訪れなければならない。
念のため、カフェブランケット予約ページで予約しておくのが安心。
スヌーピーミュージアムの行き方・アクセス(新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため営業時間を変更している場合があります)
スヌーピーミュージアムは、六本木の喧騒からすこし離れた鳥居坂にある。
六本木駅ではなく麻布十番駅から歩いてくると、歩く時間は長くなるが、六本木の雑踏をとおらず、静かに歩いて来られる。
ただし、麻布十番駅から歩く場合、鳥居坂を登ってこなければならない。
- スヌーピーミュージアムの基本情報
- 住所:東京都港区六本木5-6-20
- 開館期間:2016年4月23日(土)~2018年9月24日(月)
- 営業時間:10:00-20:00
- 休館日:展示替え期間・年末年始
- 公式ウェブサイト:スヌーピーミュージアム 公式サイト
- 最寄り駅からのアクセス:東京メトロ六本木駅から徒歩約7分/麻布十番駅から徒歩約10分
スヌーピーミュージアムの周辺スポット
スヌーピーミュージアムがあった鳥居坂は六本木に近く、六本木ヒルズや東京ミッドタウンに歩いて行ける。
また、麻布十番商店街まで歩いて7分ぐらい。
六本木ヒルズ
鳥居坂をくだって右に曲がると、六本木ヒルズのはじにあるツタヤトウキョウロッポンギが見えてくる。
スヌーピーミュージアムからツタヤトウキョウロッポンギまで、歩いて7分ぐらい。
六本木ヒルズのイベントは、森美術館・森アーツセンターギャラリー・展望台 東京シティビューなど、森ビルの52F・53Fを中心に行う。
コンプレックス665
麻布警察署の裏まで8分ぐらい歩くと、2016年10月21日(金)にオープンしたcomplex665がある。
コンプレックス665には、小山登美夫ギャラリーとシュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリー、3つのギャラリーが集まり、各ギャラリーで展覧会を開催する。
東京ミッドタウン
六本木交差点を渡り、乃木坂駅の方向に歩くと、右に東京ミッドタウンがある。
スヌーピーミュージアムから徒歩13分ぐらい。
東京ミッドタウンのイベントは、21_21 DESIGN SIGHT・デザインハブ・サントリー美術館・フジフイルムスクエア、4つのアート施設を中心に行う。
国立新美術館
歩いて16分ぐらいで、ガラスが波うつ壁が特徴的な国立新美術館が、乃木坂駅の6出口に直結。
国立新美術館のカフェ・レストランは、1フロアに1店舗ずつあり、2012年版 ことりっぷ東京の表紙をかざった、まるでアート作品のようなブラッスリー「ポール・ボキューズ ミュゼ」が3Fにある。