コンプレックス665は、小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリー、3つのギャラリーが集まり、2016年10月21日(金)、六本木アートナイト2016の初日にオープンした施設。
六本木通りからすこし裏通りに入っただけなのに人通りが少なく、六本木の喧騒が遠く聞こえる場所にある。
ロゴは、グラフィックデザイナー 田中義久さんのデザイン。
目次
- コンプレックス665の過去の展覧会・イベント
- 菅 木志雄 広げられた自空(終了)
- キム・チョンハク(終了)
- 桑久保徹「A Calendar for Painters Without Time Sense 1.3.4.5.7.8」(終了)
- 藤本由紀夫 STARS(終了)
- 上田義彦「林檎の木」(終了)
- 小野田實(終了)
- ソピアップ・ピッチ「desire line」(終了)
- 千葉正也 個展「思い出をどうするかについて、ライトボックス⾵間接照明、⼋つ裂き光輪、キスしたい気持ち、家族の物語、相模川ストーンバーガー、わすれてメデューサ、50m先の要素などを⽤いて」(終了)
- 榎倉康二「Figure」(終了)
- サイトウマコト「2100」(終了)
- イケムラレイコ あの世のはてに(終了)
- 野口里佳「海底」(終了)
- 杉戸洋「frontispiece and end leaf チリと見返し」(終了)
- 近藤亜樹 飛べ、こぶた(終了)
- 登山博文「部屋|光」(終了)
- 桑原正彦「fantasy land」(終了)
- シュウゴアーツショー 1980年代から2010年代まで(終了)
- ルイジ・ギッリ「Works from the 1970s」(終了)
- LEE Kit Not untitled(終了)
- マリア・タニグチ(終了)
- パウロ・モンテイロ展 「The outside of distance」(終了)
- 五木田智央 Holy Cow(終了)
- 三嶋りつ惠 星々(終了)
- 荒川医 Tryst(終了)
- 小山登美夫ギャラリー グループ展(終了)
- 戸谷成雄 森 X(終了)
- ヴァルダ・カイヴァーノ展(終了)
- グループ展 日本のシュルレアリスム写真(終了)
- 鈴木理策 Mirror Portrait(終了)
- 小林正人 Thrice Upon A Time(終了)
- 蜷川実花展 Light of(終了)
- コンプレックス665の3つのギャラリー
- コンプレックス665の行き方・アクセス(新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため営業時間を変更している場合があります)
- コンプレックス665の周辺スポット
コンプレックス665の過去の展覧会・イベント
菅 木志雄 広げられた自空(終了)
広げられた自空は、現代美術家・菅木志雄(すがきしお)さんの個展。
菅木志雄さんは、木・石・鉄・ガラスなど「もの」の質感と存在感をシンプルに表現する「もの派」と呼ばれるアーティストの一人。
本展には、約20点の新作を展示。
2018年5月30日(水)〜6月25日(月)まで、渋谷ヒカリエのイベントとして「菅木志雄 写真と映像」を開催し、菅さんの映像作品を振り返れる。
- 菅 木志雄「分けられた指空性」のイベント概要
- 開催期間:2018-5-25(金)〜2018-6-30(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
キム・チョンハク(終了)
韓国出身の画家 キム・チョンハクさんの個展。
日本での個展開催は、44年ぶり。
本展には、新作シリーズ作品「white series」を中心に、約12点の作品を展示。
white seriesは、ホワイトの余白部分が存分に残され、未完の情景という印象を受ける。
これまでに発表してきた作品とは異なる作風。
キム・チョンハクさんは、1937年生まれ。
80歳を超えた今なお、新たな試みにチャレンジした作品を鑑賞しに行きたい。
- キム・チョンハクのイベント概要
- 開催期間:2018-2-24(土)〜2018-3-31(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
桑久保徹「A Calendar for Painters Without Time Sense 1.3.4.5.7.8」(終了)
画家 桑久保徹さんの個展。
ゴッホ・フェルメール・ピカソ・セザンヌ・アンソール・スーラ、6名の巨匠を12カ月カレンダーのひと月ずつにあてはめて描いたオマージュ作品「カレンダーシリーズ」を、ペインティングとドローイング6点ずつ、6カ月分展示した。
作品には各画家の代表作が描かれ、絵の中の絵を含めると100点以上におよぶ作品を鑑賞可能。
実際の展示作品数は10数点だが、数倍に感じる。
- 桑久保徹「A Calendar for Painters Without Time Sense 1.3.4.5.7.8」のイベント概要
- 開催期間:2018-1-20(土)〜2018-2-17(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
藤本由紀夫 STARS(終了)
美術家 藤本由紀夫さんの個展。
藤本由紀夫さんは、大学の音楽科を卒業して、電子音楽の分野で活動後、オルゴールなどをつかいサウンドオブジェを制作している。
本展には、展覧会タイトルになっている作品「STARS」を展示。
会場内に高さ2メートルほどの木の箱が、十数個ランダムに配置。
それぞれに数個ずつオルゴールが埋め込まれ、総勢54個のオルゴールで構成している。
ひとつのオルゴールは一音だけしか奏でないが、ランダムな一音が組み合わさることで、メロディのワンフレーズのように聴こえてくる。
ランダムに星々が見えているだけなのに、動物のカタチに見えてくる星座をなぞらえているかのような作品。
- 藤本由紀夫 STARSのイベント概要
- 開催期間:2017-12-2(土)〜2018-2-3(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:月曜日・日曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F シュウゴアーツ
- 入場料金:無料
上田義彦「林檎の木」(終了)
写真家・上田義彦さんの個展。
群馬県利根郡川場村のリンゴの木を撮影した写真を展示した。
写真は、一辺30センチぐらいのアクリルの額に、一辺5センチ程度に小さくプリントして展示。
ひとつひとつ近づいて、じっくりながめる会場構成。
太陽の下、赤いりんごがたわわに実る、生命感あふれる写真を鑑賞していると、自分まで元気がわいてくるかのよう。
- 上田義彦「林檎の木」のイベント概要
- 開催期間:2017-12-2(土)〜2018-1-13(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
小野田實(終了)
かつて具体美術協会に参加していたアーティスト「小野田實(おのだみのる)」さんの個展。
小野田さんは、無数の円を組み合わせて抽象絵画を制作。
平面作品だが凹凸があって、見つめていると絵に吸い込まれそうな錯覚を受ける。
会場には、初期の作品から晩年の作品まで11点を展示し、50年の創作活動が集約されている。
- 小野田實のイベント概要
- 開催期間:2017-11-25(土)〜2017-12-22(金)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 3F タカ・イシイギャラリー
- 入場料金:無料
ソピアップ・ピッチ「desire line」(終了)
カンボジアのアーティスト ソピアップ・ピッチさんの日本初個展。
2017年10月27日(金)〜11月20日(月)まで、渋谷ヒカリエのイベントとして同名の展覧会を開催し、コンプレックス665と2会場で同時開催。
ソピアップ・ピッチさんは、籐や竹など、カンボジアに身近な植物を編み込んで、巨大な立体作品を制作。
東南アジアに位置する常夏の国「カンボジア」を思ってか、すずしげにゆるく編まれた作品からカンボジアの空気が伝わってくる。
- ソピアップ・ピッチ「desire line」のイベント概要
- 開催期間:2017-10-28(土)〜2017-11-25(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
千葉正也 個展「思い出をどうするかについて、ライトボックス⾵間接照明、⼋つ裂き光輪、キスしたい気持ち、家族の物語、相模川ストーンバーガー、わすれてメデューサ、50m先の要素などを⽤いて」(終了)
画家の千葉正也さんの展覧会。何とも長いタイトルの展覧会だが、1つ1つが作品の名前を示している。
千葉正也さんは、彫刻など立体作品を制作したり、身の回りのものを並べて、それらをキャンパスに描いている。
そのまま立体作品として出展したり、空想のモチーフを描く手段もあると思うが、作品はあくまで絵画。
そうして完成した作品は、実物がその場にあるような存在感で、材質の感触までそのまま伝わってくるかのよう。
さまざまなことが効率化されていく世の中で、あえて非効率な工程を選んだからこそできあがる作品たちを鑑賞できる。
- 千葉正也 個展のイベント概要
- 開催期間:2017-10-20(金)〜2017-11-18(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:月曜日・日曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F シュウゴアーツ
- 入場料金:無料
榎倉康二「Figure」(終了)
「もの派」の画家 榎倉康二さんの個展。
1980年代に発表された作品シリーズ「Figure」を展示した。
Figureは、白いキャンバスに、何もしない部分と、黒く塗りつぶした部分で構成され、時にキャンバスを飛び出し、壁や床にまでおよぶ作品。
黒がにじんで白い部分にまで侵食し、一色ではなく、さまざまな色がつかわれているかのよう。
- 榎倉康二「Figure」のイベント概要
- 開催期間:2017-10-20(金)〜2017-11-18(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 3F タカ・イシイギャラリー
- 入場料金:無料
サイトウマコト「2100」(終了)
2100は、サイトウマコトさんの個展。
サイトウマコトさんは、イギリスの画家「ルシアン・フロイド」さんや、イギリスの哲学者「フランシス・ベーコン」さんなど、人物をモチーフに、コンピューターを用いてドット絵を制作している。
描かれている人物は、顔が崩壊していたり、溶け出していたり、ありのままではない。
しかし、あまりの精密さに、まるでそのままの姿で実在しているかのような存在感。
- サイトウマコト「2100」のイベント概要
- 開催期間:2017-9-9(土)〜2017-10-14(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
イケムラレイコ あの世のはてに(終了)
ヨーロッパを中心に活動する画家で彫刻家の「イケムラレイコ」さんの個展。
イケムラレイコさんは、人や動物がはっきりとカタチを成す前のような、現世ではないどこかを描いた絵画を制作していて「あの世のはて」という表現がしっくりくる。
本展には、絵画を中心に、数点の彫刻を展示。
太古の地球を見つめるような、異世界をながめるような展覧会。
- イケムラレイコ あの世のはてにのイベント概要
- 開催期間:2017-9-9(土)〜2017-10-7(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:月曜日・日曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F シュウゴアーツ
- 入場料金:無料
野口里佳「海底」(終了)
海底は、写真家・野口里佳さんの個展。
沖縄の海で撮影した水中写真を12点展示した。
沖縄の海といってもリゾート感があるトロピカルな写真ではなく、展覧会タイトルのとおり、海底を撮影した写真。
ギャラリー内も海底をイメージしてか、いつもよりうす暗い。
光が届かない海の底で、さまざまな方向にライトを点灯するダイバーの姿は、まるでライティングショーのよう。
- 野口里佳「海底」のイベント概要
- 開催期間:2017-9-9(土)〜2017-10-7(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 3F タカ・イシイギャラリー
- 入場料金:無料
杉戸洋「frontispiece and end leaf チリと見返し」(終了)
frontispiece and end leaf チリと見返しは、画家・杉戸洋(すぎと ひろし)さんの個展。
杉戸さんは、家・室内・木など、日常的なものをモチーフに、シンプルで幾何学的な絵画を制作。
展示する場所にあわせて、その展覧会の空間に溶け込むような作品となるのが特徴的。
会場は、いつもの小山登美夫ギャラリーと大きくちがい、通路やいつもは見られない壁の裏側が展示スペース。
まるでちがうギャラリーに迷い込んでしまったかのよう。
本の表紙の内側「チリ」と、表紙の裏側「見返し」にちなんで展覧会タイトルを付け、会場もそれになぞらえて構成している。
通常、展示室として使用している部屋は、本展ではバックヤードの位置付け。
バックヤードには、ビーチチェアやイルカのような作品を展示し、トロピカルな空間が広がる。
2017年7月25日(火)~10月9日(月)まで東京都美術館の企画展として「杉戸洋 とんぼ と のりしろ」を開催。
はしごすると、空間による展示のちがいを見比べられる。
- 杉戸洋「frontispiece and end leaf チリと見返し」のイベント概要
- 開催期間:2017-8-5(土)〜2017-9-2(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
近藤亜樹 飛べ、こぶた(終了)
画家・近藤亜樹さんの個展。約30点の絵画を展示した。
近藤亜樹さんの作品は、脳内のインスピレーションや、夢の中の世界を再現しているかのようで、カラフルだけど不気味な印象。
展覧会のタイトルになっている作品「飛べ、こぶた」は、青空の下、裸の男が数匹のぶたにまたがり、1匹のぶたを蹴落としているようにも見える。
近藤亜樹さんの頭の中をのぞきみるような展覧会。
- 近藤亜樹 飛べ、こぶたのイベント概要
- 開催期間:2017-7-21(金)〜2017-8-26(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:月曜日・日曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F シュウゴアーツ
- 入場料金:無料
登山博文「部屋|光」(終了)
部屋|光は、画家・登山博文さんの個展。
登山さんの絵画は、余計な要素を排除し、直線や平面で構成するシンプルな作品。
大胆な余白からいろんな意図を想像して楽しめる。
本展には、同じサイズの2点の絵画を1組として横並びに配置する組作品を中心に、8点のペインティングを展示。
展覧会タイトルのとおり、展示室に差し込む日の光を、作品の一部として利用しているので、晴れた日に訪れたい。
- 登山博文「部屋|光」のイベント概要
- 開催期間:2017-7-1(土)〜2017-7-29(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 3F タカ・イシイギャラリー
- 入場料金:無料
桑原正彦「fantasy land」(終了)
fantasy landは、画家・桑原正彦さんの個展。
桑原正彦さんは、夢の中のようなおぼろげな世界を淡い色調で描き、ユーモラスだが、どこかもの悲しさを感じる。
本展には40点以上の大小さまざまなサイズの絵画を展示。
展覧会タイトルのとおり、空想的な世界の奥底に向かって進んでいくかのよう。
うさぎやリスなど、動物を描いたミニサイズの作品が集まるコーナーは、鑑賞途中の癒しになる。
- 桑原正彦「fantasy land」のイベント概要
- 開催期間:2017-6-23(金)〜2017-7-22(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
シュウゴアーツショー 1980年代から2010年代まで(終了)
14名のアーティストの作品が一堂に会するグループ展。
シュウゴアーツがコンプレックス665に移転してから個展を開催したリー・キットさん・三嶋りつ惠さん・戸谷成雄さん・小林正人さんらが参加した。
見逃した展覧会があれば、ダイジェスト版として鑑賞できる。
- シュウゴアーツショー 1980年代から2010年代までのイベント概要
- 開催期間:2017-6-3(土)〜2017-7-8(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:月曜日・日曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F シュウゴアーツ
- 入場料金:無料
ルイジ・ギッリ「Works from the 1970s」(終了)
イタリアの写真家で、1992年に亡くなったルイジ・ギッリさんの個展。
ルイジ・ギッリさんが、1970年代に撮影した写真を中心に、約25点の写真を展示した。
ルイジ・ギッリさんの作品は、色彩と構図のバランスが絶妙で、あざやかだけどうるさくないお手本のような写真。
ルイジ・ギッリさんによる書籍「写真講義」を読んで、予習してから訪れると、より一層展覧会を楽しめる。
- ルイジ・ギッリ「Works from the 1970s」のイベント概要
- 開催期間:2017-5-27(土)〜2017-6-24(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 3F タカ・イシイギャラリー
- 入場料金:無料
LEE Kit Not untitled(終了)
香港出身のアーティスト リー・キットさんの個展。
リー・キットさんは、展覧会を開催する現地に滞在して、その土地の空気を感じながら作品を制作。
本展には東京に滞在しながら制作した作品を展示した。
会場内は、不規則に壁で区切られ、真っ白な迷路のような空間。
ところどころに映像作品を投映している。
映像は真っ白な壁と、壁に貼られている淡い色を塗った木の板に映り、板の厚みと色が映像のアクセントになっている。
- LEE Kit Not untitledのイベント概要
- 開催期間:2017-4-15(土)〜2017-5-20(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:月曜日・日曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F シュウゴアーツ
- 入場料金:無料
マリア・タニグチ(終了)
フィリピン出身のアーティスト マリア・タニグチさんの展覧会。
展示室に入ると、木で1と0を表現した彫刻が、宙を浮いているかのように、天井から約10点つりさがっている。
0は人間が余裕でくぐれるほど巨大な作品。
彫刻作品をとりかこむように、ブリック・ペインティングというレンガを描いた絵画が、大小さまざまなサイズで10点以上展示。
白を基調とした展示室に、黒いレンガの壁と、木の彫刻という、シンプルながら調和のとれた空間。
- マリア・タニグチのイベント概要
- 開催期間:2017-4-21(金)〜2017-5-20(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 3F タカ・イシイギャラリー
- 入場料金:無料
パウロ・モンテイロ展 「The outside of distance」(終了)
The outside of distanceは、ブラジル出身のアーティスト パウロ・モンテイロさんの個展。
豊島区にあるMISAKO & ROSENと共同で開催し、日本での個展は初めて。
小山登美夫ギャラリーには、ペインティング作品と彫刻作品をそれぞれ30点以上展示した。
数色でぬりつぶしたペインティングや、棒のように細いシンプルなフォルムの作品を中心に展示し、複数の作品が集まってひとつの作品を形成しているように見える。
- パウロ・モンテイロ展 「The outside of distance」のイベント概要
- 開催期間:2017-3-18(土)〜2017-4-22(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
五木田智央 Holy Cow(終了)
Holy Cowは、画家・五木田智央さんの個展。
五木田さんは、人物をモチーフに、白と黒のモノクロの絵画を制作。
顔のない人物や、顔が変形した人物を見つめていると、なんだか気味が悪く、どうしようもなく怖くなってくる不思議な作品たち。
1Fのビューイングスペースに約5点、3Fのギャラリーに約10点の作品を展示。
3Fは1Fに比べて巨大な作品を中心に展示し、作品が巨大になることで、より一層怖さが増す。
- 五木田智央 Holy Cowのイベント概要
- 開催期間:2017-3-18(土)〜2017-4-15(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 3F タカ・イシイギャラリー
- 入場料金:無料
三嶋りつ惠 星々(終了)
星々は、ガラスアーティスト・三嶋りつ惠さんの展覧会。
三嶋さんは、水の都として知られるヴェネツィアの伝統工芸「ヴェネツィアン・グラス」を中心に、作品を制作。
ヴェネツィアン・グラスはカラフルな色彩の作品が多い中、三嶋さんの作品は透明であることにこだわっているのが特徴。
展示室は2部屋あり、1つ目の部屋には、天板が白く光る正方形の大きな展示台に約20点の作品がずらりとならび、展示台が透明なガラスをほのかに照らす。
2つ目の部屋には、金属を閉じ込めた楕円形のガラスをつなげた作品を約10点展示。
細胞のつながりや虫を想起させる生き物のような作品たち。
- 三嶋りつ惠 星々のイベント概要
- 開催期間:2017-2-18(土)〜2017-4-1(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F シュウゴアーツ
- 入場料金:無料
荒川医 Tryst(終了)
Trystは、パフォーマンスアーティスト・荒川医(あらかわえい)さんの個展。
会場に無造作に置かれた5台のLEDモニターに、5名のアーティストの絵画作品をデジタル化して表示。
絵画が点滅しながら話したり、歌ったり、まるでミュージカルのようなインスタレーション。
静かなことがあたりまえという、展覧会の常識をくつがえす、にぎやかな展覧会。
- 荒川医 Trystのイベント概要
- 開催期間:2017-2-10(金)〜2017-3-11(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 3F タカ・イシイギャラリー
- 入場料金:無料
小山登美夫ギャラリー グループ展(終了)
小山登美夫ギャラリーであつかう複数のアーティストの合同作品展。
コンプレックス665で2016年12月16日(金)〜2017年2月4日(土)まで個展を開催したヴァルダ・カイヴァーノさんをはじめ、10名前後のアーティストの作品を展示した。
平面作品から立体作品まで、ジャンルも作者もバラバラだが、なんだか妙に一体感がある空間。
2017年2月8日(水)〜3月6日(月)まで、渋谷ヒカリエ8Fの小山登美夫ギャラリーで「小山登美夫ギャラリーコレクション展2」を開催し、15名前後のアーティストの作品を展示。
はしごすると、お腹いっぱいになるぐらいさまざまなアーティストの作品を鑑賞できる。
- 小山登美夫ギャラリー グループ展のイベント概要
- 開催期間:2017-2-9(木)〜2017-3-9(木)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
戸谷成雄 森 X(終了)
森 Xは、彫刻家で武蔵野美術大学教授の戸谷成雄さんの彫刻展。
会場に展示したのは、森シリーズの10作目。
森シリーズは、1作目を1987年に発表して以来、戸谷さんがライフワークとして30年近く制作を続ける連作。
高さ2メートルぐらいある木の彫刻が、展示室に数十本ならび、屋内にいながら森に迷いこんだかのよう。
- 戸谷成雄 森 Xのイベント概要
- 開催期間:2016-12-16(金)〜2017-2-5(日)
- 時間:11:00-19:00(日曜日は12:00-18:00)
- 休館日:月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F シュウゴアーツ
- 入場料金:無料
ヴァルダ・カイヴァーノ展(終了)
アルゼンチン出身で、ロンドンを拠点に活動しているヴァルダ・カイヴァーノさんの絵画展。
小山登美夫ギャラリーでの展覧会は3回目。
ヴァルダ・カイヴァーノさんの作品は、わざと絵に余白を残して、未完成の作品のように仕上げ、空白に何が入るのか、想像力をかきたてられる。
会場には十数点の絵画を展示。
小山登美夫ギャラリーの真っ白な壁や、うずがまくような床が、作品の一部のようにマッチしている。
- ヴァルダ・カイヴァーノ展のイベント概要
- 開催期間:2016-12-16(金)〜2017-2-4(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日、年末年始(2016年12月25日〜2017年1月5日)
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
グループ展 日本のシュルレアリスム写真(終了)
中山岩太さん・岡上淑子さん・椎原治さん・山本悍右さん・安井仲治さん、5名の写真家によるグループ展覧会。
前衛写真をテーマに、28点の写真作品を展示した。
写実的な風景写真とは正反対の、抽象的で絵画のようなモノクロ写真を鑑賞できる。
- グループ展 日本のシュルレアリスム写真のイベント概要
- 開催期間:2017-1-14(土)〜2017-2-4(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 3F タカ・イシイギャラリー
- 入場料金:無料
鈴木理策 Mirror Portrait(終了)
Mirror Portraitは、写真家・鈴木理策さんの写真展。
ハーフミラー(半透鏡)をつかって撮影した写真を約30点展示した。
ハーフミラーをつかうことにより、ふだんよく見る「撮られることを意識した写真」ではなく、鏡に映る自分を見ている被写体を鏡の内側から撮影し、被写体と撮影者の視線が一切交わらずに撮られている。
素のままの被写体ともまたちがう、初めて見る表情の人物写真たち。
会場には写真に加え、撮影に使用したハーフミラー(半透鏡)の撮影ブースを展示。
被写体がいた外側と、撮影者がいた内側、両方を見学できる。
- 鈴木理策 Mirror Portraitのイベント概要
- 開催期間:2016-11-26(土)〜2016-12-24(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 3F タカ・イシイギャラリー
- 入場料金:無料
小林正人 Thrice Upon A Time(終了)
画家・小林正人さんの展覧会。
絵画をふつうに展示しているのではなく、床に立てかけてあったり、額縁からはみ出してかざっていたり、キャンバスが欠けていたり、独創性にあふれる作品と展示方法の組み合わせを鑑賞できる。
- 小林正人 Thrice Upon A Timeのイベント概要
- 開催期間:2016-10-21(金)〜2016-12-4(日)
- 時間:11:00-19:00(日曜日は12:00-18:00)
- 休館日:月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F シュウゴアーツ
- 入場料金:無料
蜷川実花展 Light of(終了)
Light ofは、映画監督で写真家の蜷川実花さんの写真展。
展示したLight ofシリーズは、花火や野外フェスの夜にきらめく光をとらえた作品。
光を求めるように伸びる無数の手から、その場の熱狂が伝わってくる。
開催期間が重なる2016年11月8日(火)~2017年3月14日(火)まで、東京スカイツリーのイベントとして「蜷川実花×すみだ水族館」を開催。
泳ぐクラゲの背景に、蜷川実花さんの作品を投映した。
- 蜷川実花展 Light ofのイベント概要
- 開催期間:2016-10-21(金)〜2016-12-3(土)
- 時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 会場:コンプレックス665 2F 小山登美夫ギャラリー
- 入場料金:無料
コンプレックス665の3つのギャラリー
コンプレックス665は地上3階建て。
2Fに小山登美夫ギャラリーとシュウゴアーツ、3Fにタカ・イシイギャラリー、ギャラリーが3つある。
また、1Fにタカ・イシイギャラリーのオフィスと、家具のショールーム「ブロードビーン」があり、ギャラリーに加えてショールームのブロードビーンを見学できる。
小山登美夫ギャラリー
小山登美夫ギャラリーは、1996年に開廊して20年以上経つギャラリー。
名前のとおり、小山登美夫さんが開廊し、北参道から移転してきた。
両開きの木の扉の先に、湾曲した天井の展示室があり、教会に入っていくような感覚のエントランス。
展示室は2部屋あり、どちらの展示室も真っ白な壁に、渦がまくような灰色の床が特徴。
展示室と展示室の間に受付があるので、受付の前に最初の展示室を鑑賞できる変わったつくりになっている。
小山登美夫ギャラリーは、コンプレックス665のほか、渋谷ヒカリエ8Fのクリエイティブスペース「8/(ハチ)」にもあったが、2019年5月27日(月)に閉館した。
- 小山登美夫ギャラリーの施設情報
- 住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
- 開館時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 電話番号:03-6434-7225
シュウゴアーツ
シュウゴアーツは、佐谷周吾さんが創業し、2000年からシュウゴアーツの屋号で活動しているギャラリー。
世田谷区三宿で土・日だけ開廊していたシュウゴアーツ・ウィークエンドギャラリーをクローズし、六本木に移転してきた。
コンプレックス665でのテーマは、ギャラリー的冒険。
建築家・青木淳さんが内装を設計した。
2Fでエレベーターを降りると正面に入口があり、ちょっとだけギャラリー内が見えるチラリズムを感じるエントランス。
2部屋ある展示室内は、床も壁も白一色で、湖のように床に作品が映る。
- シュウゴアーツの施設情報
- 住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
- 開館時間:11:00-19:00(日曜日は12:00-18:00)
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 電話番号:03-6447-2234
タカ・イシイギャラリー
タカ・イシイギャラリーは、1994年に開廊してから20年以上のギャラリー。
黒い枠のガラス扉から中に入ると、黒い床と白い壁のシックな内装。
ギャラリーの奥に進むと、いろんな植物の鉢が置かれたテラスを窓越しにながめられる。
内装設計はコンプレックス665の1Fにあるブロードビーン、テラスの植栽はセコイア・ワークスが担当した。
1Fにタカ・イシイギャラリーオフィスがあり、コンプレックス665以外に六本木のAXISビル・北参道・パリ・ニューヨーク、4カ所にギャラリーがある。
- タカ・イシイギャラリーの施設情報
- 住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 3F
- 開館時間:11:00-19:00
- 休館日:日曜日・月曜日・祝日
- 電話番号:03-6434-7010
コンプレックス665の行き方・アクセス(新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため営業時間を変更している場合があります)
コンプレックス665は、六本木通り沿いの麻布警察署の裏の道をさらに奥に入ったところにあり、小さな通りをはさんでななめ向かいにピラミデビルがある。
六本木駅から来る場合、1b出口が一番近く、歩いて1分ぐらいで着く。
- コンプレックス665の基本情報
- 住所:東京都港区六本木6-5-24
- 最寄り駅からのアクセス:東京メトロ日比谷線「六本木駅」1b出口から徒歩約1分/都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3出口から徒歩約3分
コンプレックス665の周辺スポット
アートの街、六本木には歩いて行けるアート施設が複数あるので、六本木のイベントをいくつかはしごしたい。
六本木ヒルズ
歩いて2分ぐらいで、六本木ヒルズと直結している地下鉄の出口「メトロハット」に行ける。
六本木ヒルズのイベントは、展望台の東京シティビューや森美術館・森アーツセンターギャラリーなど、森タワーの52F・53Fを中心に開催する。
東京ミッドタウン
六本木交差点に向かい、六本木通りを渡って外苑東通りを歩くと、右に東京ミッドタウンが見えてくる。
コンプレックス665から徒歩7分ぐらい。
東京ミッドタウンのデートスポットは、21_21 DESIGN SIGHT・デザインハブ・サントリー美術館・フジフイルムスクエア、4つのアート施設と檜町公園。
国立新美術館
東京ミッドタウンの先にある乃木坂駅まで12分ぐらい歩くと、乃木坂駅の6出口に直結して、ガラスが波うつ壁が印象的な国立新美術館がある。
国立新美術館のカフェ・レストランは、1フロアに1つずつあり、2Fのサロン・ド・テ ロンドと3Fのポール・ボキューズ ミュゼは、まるでアート作品のような外観。
入店しなくても一見の価値がある。
ソニーミュージック六本木ミュージアム(旧スヌーピーミュージアム)
鳥居坂まで8分ぐらい歩くと、2019年1月にオープンしたソニーミュージック六本木ミュージアムに行ける。
かつてスヌーピーミュージアムがあったが、2018年4月21日(土)〜9月24日(月)まで、展覧会「ザ・ファイナル ともだちは、みんな、ここにいる。」を開催し、最終日に閉館した。