ギンザシックスは、2017年4月20日(木)に銀座中央通り沿いの松坂屋銀座店跡地にオープンした複合商業施設。
総勢約240ブランドのテナントが出店し、銀座エリア最大の商業施設をうたう。
シンプルな外観ながら、ひさしやのれんなど、さりげなく和のモチーフをつかった建物は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)新館の設計を手がけた建築家・谷口吉生さんが設計した。
インテリアデザインはグエナエル・ニコラさんが担当。
吹き抜けの天井に和紙を貼り、館内に観世能楽堂があるなど、日本人が落ち着ける和の雰囲気を随所に感じる。
イベントは、6Fの銀座蔦屋書店や5Fのアートギャラリー アールグロリュー、B2F・3F・4Fのポップアップスペースで開催。
セールは、1月上旬と6月下旬〜7月上旬の2回、館内の約100店舗が参加するギンザシックスセールを行う。
目次
ギンザシックスのセール・イベント予定
2020年2月27日(木)~10月下旬頃まで、吹き抜けに吉岡徳仁さんによる巨大な雲をモチーフにした光の彫刻「Prismatic Cloud」を展示する。
2020年10月1日(木)~2021年2月23日(火)まで、アートをめぐる館内散策「GINZA SIX ART RAMBLING(ギンザシックス アート ランブリング)」を開催する。
1月のセール
1月上旬から下旬まで、新春セール「ギンザシックスセール」を開催。
約100店舗が参加して10%〜50%オフのセールを行い、B3Fの観世能楽堂で「ギンザシックス新春能」を無料公演する。
7月のセール
6月下旬から7月中旬まで「ギンザシックスセール」を開催。
館内の約100店舗が、今夏のトレンドアイテムを特別価格で販売する夏のセール。
7月上旬から中旬まで、5Fのアートギャラリー アールグロリューで「サマーアートセール」を開催。
多彩なラインナップの作品を特別価格で販売する。
12月のイベント
11月上旬から12月25日まで「ギンザシックス クリスマス」を開催する。
ギンザシックスの過去の代表的なイベント
2019年11月26日(火)~2020年2月24日(月)まで、屋上のギンザシックスガーデンで「Rooftop Star Garden」を開催。
銀座で最も星に近い場所にある屋上庭園で「流星」と「森のプラネタリウム」をテーマに星の輝きを表現する、ギンザシックスで初めてのイルミネーションイベント。
2019年11月5日(火)~12月25日(水)まで、クリスマスイベント「Celebration of Life 星の海の祝祭」を開催。
クラウス・ハーパニエミさんによる、巨大なクジラのアートが吹き抜けに出現した。
2019年2月27日(水)~10月31日(木)まで、塩田千春さんによる6隻の宙に浮かぶ船のインスタレーション「6つの船」を吹き抜けに展示。
塩田千春さんは、2019年6月から10月まで六本木ヒルズのイベントとして、森美術館で大規模な個展「塩田千春展 魂がふるえる」を開催した。
2019年8月6日(火)~10月31日(木)まで、屋上のギンザシックスガーデンで「ROOF TOP ORCHESTRA 音を奏でる庭園」を開催。
サカナクションの山口一郎さんが立ち上げたプロジェクト「NF」による、来場者が主役になってオーケストラを奏でる参加型インスタレーション。
2019年8月6日(火)〜25日(日)まで、6F銀座蔦屋書店のイベントスペース ギンザアトリウムで「コムロタカヒロ Vortex」を開催。
彫刻家・コムロタカヒロさんの木彫作品シリーズを展示した。
2018年11月12日(月)~12月25日(火)まで、ギンザシックス クリスマス Fantastic Gift「冬の王国」と「夏の王国」の物語を開催した。
2018年8月1日(水)~9月2日(日)まで、屋上のギンザシックスガーデンで「チームラボ:呼応する木々 in ギンザシックスガーデン」を開催。
夜がふけるとギンザシックスガーデンの木々が、人の動きを感知して呼吸するかのようにカラフルに光り輝く。
2018年7月14日(土)~8月31日(金)まで、6F銀座蔦屋書店内のギャラリー THE CLUBで、グループ展「Defacement」を開催。
アマンダ・シュミットさんがキュレーションした作品群を展示した。
2018年5月12日(土)~7月4日(水)まで、6Fのギャラリー THE CLUBで「放たれた縁在」を開催。
もの派の現代美術家・菅木志雄さんが、約20年の間に制作してきた金属の作品を、約20点展示した。
2018年4月7日(土)~5月4日(金)まで、6Fのギャラリー THE CLUBで、アートマガジン・ヴィジョネアーとの共同企画展「FETISH」を開催。
写真家 スティーブン・クラインさんの作品を展示した。
2018年1月20日(土)~3月24日(土)まで、6Fのギャラリー THE CLUBで、グループ展「DIALOGUE」を開催。
デタニコ・アンド・レインさん、アントニオ・ディアスさん、ミラ・シェンデルさん、ブラジル人作家3名の作品を展示した。
2017年10月28日(土)~2018年1月4日(木)まで、6Fのギャラリー THE CLUBで「Pattern 紋様 Forms of Beauty」を開催した。
2017年11月15日(水)~12月25日(月)まで、6Fの銀座蔦屋書店で「銀座蔦屋書店プレゼンツ 猫とアートとクリスマス」を開催。
天井に届きそうなほど巨大なヤノベケンジさんの作品「シップス・キャット」を2体展示した。
2017年11月15日(水)~12月25日(月)まで「ギンザシックス クリスマス」を開催した。
2017年9月20日(水)~12月13日(水)まで5FのライカGINZA SIXで、ジョン・デイヴィス写真展「Kosen」を開催した。
2017年7月28日(金)~10月29日(日)まで屋上のギンザシックスガーデンに、ファッション誌「VOGUE JAPAN」によるレストラン「VOGUE LOUNGE」が期間限定オープン。
オープンエアの店内で、映画やショートフィルムを上映した。
2017年7月14日(金)~9月29日(金)まで、6Fのギャラリー THE CLUBで「John Zurier 青ぞらのはてのはて At the very end of the blue sky」を開催。
ジョン・ズーリエさんの絵画を展示した。
2017年8月17日(木)~9月28日(木)まで、6F銀座蔦屋書店のスターバックス前展示スペースで「Q BRICK by 水江未来 Exhibition」を開催。
水江未来さんのデジタルアートを、インテリアデバイス「FRAMED*」で展示した。
2017年4月20日(木)~6月30日(金)まで、6Fのギャラリー THE CLUBで「待宵の美」を開催。
アーティスト13名の作品を展示した。
2017年4月20日(木)~5月31日(水)まで、6F銀座蔦屋書店のイベントスペースで「Sensible Garden 感覚の庭」を開催。
杉本博司さん・名和晃平さん・蜷川実花さん、3名のアーティストの作品を合同展示した。
ギンザシックス クリスマス Fantastic Gift「冬の王国」と「夏の王国」の物語(終了)
Fantastic Gift「冬の王国」と「夏の王国」の物語は、ギンザシックスで2回目のクリスマスイベント。
夏の王国と冬の王国のゲートに変身した正面エントランスをくぐると、吹き抜けにニコラ・ビュフさんによる巨大な光るぞうが出現。
まるで物語のワンシーンかのよう。
館内各所に物語にちなんだアートが散りばめられているので、ファンタジーなおとぎ話しに迷いこみに行きたい。
- ギンザシックス クリスマス Fantastic Giftのイベント概要
- 開催期間:2018-11-12(月)~2018-12-25(火)
- 会場:ギンザシックス各所
- 観覧料金:無料
Pattern 紋様 Forms of Beauty(終了)
紋様をテーマにした展覧会。
草間彌生さんや猪熊弦一郎さん、ダーン・ファンゴールデンさんなど、国内外の10アーティストによる約15作品を展示した。
猪熊弦一郎さんは、三越の包装紙「華ひらく」の紋様をデザイン。
50年以上使われ続ける、ふだんの生活を彩る代表的な紋様。
パターンや紋様は、シンプルなモチーフだからこそ印象がダイレクトに伝わり、それだけでアート作品として成立している。
- Pattern 紋様 Forms of Beautyのイベント概要
- 開催期間:2017-10-28(土)~2018-1-4(木)
- 時間:11:00-19:00
- 会場:ギンザシックス 6F 銀座蔦屋書店内 THE CLUB
- 入場料金:無料
ギンザシックス クリスマス(終了)
「クリスマスの銀座には、奇跡が住んでいる。」をテーマに開催したギンザシックス初めてのクリスマスイベント。
2Fの三原テラスで行ったのは、スノードームシティ。
ホンモノの雪がつもるステージに、スノーマンやクリスマスツリーを設置し、銀座にいることを忘れてしまいそうな非日常感。
中央通り沿いのエントランスには、バルーンアーティスト デイジーバルーンによる「ミラーベルドレス」を展示。
大小さまざまな銀色の球体を集めて構成し、ドレスのようにも、クリスマスベルのようにも見える。
3〜5Fの西階段吹き抜けに常設展示しているチームラボの作品「Universe of Water Particles on the Living Wall」の滝が金色に変化したり、6Fの銀座蔦屋書店で「クリスマスフェア Cats&Arts」を開催するなど、いつもとちがうクリスマスアートが、そこかしこに散りばめられている。
銀座のラグジュアリーなクリスマスと、素朴なホワイトクリスマスを一度に堪能しに行ける。
- ギンザシックス クリスマスのイベント概要
- 開催期間:2017-11-15(水)~2017-12-25(月)
- 時間:11:00-19:00
- 会場:ギンザシックス各所
- 観覧料金:無料
ジョン・デイヴィス写真展「Kosen」(終了)
Kosenは、イギリス出身の写真家 ジョン・デイヴィスさんが、京都・祇園の芸妓「小扇(こせん)」さんをモデルに撮影した写真を展示した展覧会。
小扇さんが、15歳で舞妓になってから、20歳で芸妓になるまで、5年間の写真を展示。
まだあどけなさが残る写真から、艶っぽい大人の魅力を感じる写真まで、小扇さんの成長をたどれる。
小扇さんの背後に映る風景は、京都らしい凛とした和の美しさを感じる。
白塗りや口紅の色とコントラストが絶妙で、日本人が撮影したとしか思えない。
- ジョン・デイヴィス写真展「Kosen」のイベント概要
- 開催期間:2017-9-20(水)~2017-12-13(水)
- 会場:ギンザシックス 5F ライカGINZA SIX
- 入場料金:無料
青ぞらのはてのはて(終了)
アメリカのサンタモニカ出身のアーティスト「ジョン・ズーリエ」さんの個展。
ジョン・ズーリエさんが影響を受けた宮沢賢治さんの詩を、展覧会のタイトルとして引用している。
ジョン・ズーリエさんの作品は、数色で構成したシンプルなペインティング作品。
夏らしいさわやかな色彩は、空をはじめ、さまざまな自然の風景が脳裏に浮かぶ。
展示室は2部屋あり、奥の展示室は照明が暗くなっている。
暗い部屋の中で、作品自体がほのかに輝いて、寝転がって夜空を見上げているような不思議な感覚。
- 青ぞらのはてのはてのイベント概要
- 開催期間:2017-7-14(金)~2017-9-29(金)
- 時間:11:00-19:00
- 会場:ギンザシックス 6F 銀座蔦屋書店内 THE CLUB
- 入場料金:無料
Q BRICK by 水江未来 Exhibition(終了)
アニメーション作家・イラストレーター・デザイナーの水江未来(みずえみらい)さんのデジタルアート展。
展示したのは、シリーズ作品「Q BRICK」と「TATAMP EXTENSION」。
Q BRICKは、カラフルな積み木が自らカタチを変えていく作品。
TATAMP EXTENSIONは、虫のようなポップなキャラクターが無数に現れては消え、ワクからはみ出そうなほど縦横無尽に動きまわる。
作品たちは、デジタルアートを絵画のようにかざれるインテリアデバイス「FRAMED*」で展示。
サイズは絵画と見間違うかのようだが、アート作品が動くのはデジタルデバイスならでは。
気分によって、かざる作品を気軽に変えられ、まさに近未来の暮らし。
- Q BRICK by 水江未来 Exhibitionのイベント概要
- 開催期間:2017-8-17(木)~2017-9-28(木)
- 時間:9:00-23:30
- 会場:ギンザシックス 6F 銀座蔦屋書店 スターバックス前展示スペース
- 入場料金:無料
待宵の美(終了)
銀座蔦屋書店内のギャラリー THE CLUBのオープン記念展。
待宵(まつよい)は、十五夜の前日の夜をさす。
会場には、絵画・陶芸・インスタレーションなど、国内外のアーティスト13名によるさまざまなジャンルの作品を展示した。
半数以上が日本国外のアーティストの作品だが、展覧会タイトルのとおり、日本的な美しさがある調和のとれた空間。
日本の古美術を鑑賞しているような不思議な気分になる。
- 待宵の美のイベント概要
- 開催期間:2017-4-20(木)~2017-6-30(金)
- 時間:9:00-23:30
- 会場:ギンザシックス 6F 銀座蔦屋書店内 THE CLUB
- 入場料金:無料
Sensible Garden 感覚の庭(終了)
Sensible Garden 感覚の庭は、写真家の杉本博司さん、彫刻家の名和晃平さん、写真家の蜷川実花さん、3名のアーティストによる合同展覧会。
銀座蔦屋書店内に巨大な箱のような展示スペースが出現し、箱の面によって展示するアーティストの作品がちがう。
箱の外側に2面ずつ展示したのは、名和晃平さんと蜷川実花さんの作品。
名和晃平さんの作品は、巨大な箱の壁をはみだしそうな2点。
白い背景に黒の斜線がはしる、モノクロでモダンな平面作品。
名和晃平さんの作品は、うるしと金箔の純和風な彫刻「Throne(g/p_ boy)」を、銀座蔦屋書店内に常設展示。
3Dモデリングと日本の伝統工芸を組み合わせて、古さと新しさが融合した作品。
蜷川実花さんの作品は、桜を撮影した写真パネル。
壁にまで桜の写真をプリントしていて、通るだけで気持ちが華やぐ。
箱の内側には、杉本博司さんの作品を展示。
ほとばしる雷光のようにも見えて、植物の根のようにも見える。
杉本博司さんは、ギンザシックス内にあるプレミアムラウンジ「LOUNGE SIX」の空間設計を手がけ、ラウンジ内に杉本博司さんの代表作「海景」を常設展示している。
また、恵比寿ガーデンプレイスのイベントとして、2016年9月3日(土)~11月13日(日)まで杉本博司 ロスト・ヒューマンを開催。
廃墟劇場・仏の海・今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない、3シリーズの作品を展示した。
- Sensible Garden 感覚の庭のイベント概要
- 開催期間:2017-4-20(木)~2017-5-31(水)
- 時間:9:00-23:30
- 会場:ギンザシックス 6F 銀座蔦屋書店 イベントスペース
- 入場料金:無料
ギンザシックスの5点の館内アート
ギンザシックスは、地下4階から地上13階建て。
巨大な吹き抜けでつながる2〜5Fのフロア各所に、著名なアーティストのアート作品が散りばめられている。
アート作品の監修は、六本木ヒルズにある森美術館が担当し、アート作品をスタンプラリーのようにめぐるだけで、展覧会を鑑賞しているかのような気分を満喫できる。
また、B2Fのショーウィンドウには、空間デザイン会社 プランクスによる「季節の食」をテーマにした作品を展示。
季節の変わり目に訪れて、四季の移り変わりを感じたい。
草間彌生 南瓜(展示終了)
吹き抜けの天井からつりさがる、白地に赤い水玉のカボチャをモチーフにした14個のバルーンは、国立新美術館で2017年2月22日(水)~5月22日(月)まで「草間彌生 わが永遠の魂」を開催した草間彌生さんの作品。
大小さまざまなバルーンが不規則につりさがり、2〜5Fのいろんな角度から鑑賞して、ながめの変化を楽しめる。
南瓜は、常設展示ではなく期間限定のオープニングインスタレーション。
2017年4月20日(木)〜2018年2月25日(日)まで予定していた展示期間を延長し、2018年3月21日(水)で展示終了した。
ダニエル・ビュレン Like a flock of starlings: work in situ(展示終了)
Like a flock of starlings: work in situは、草間彌生さんの南瓜に続き、2018年4月2日(月)〜10月31日(水)まで吹き抜けの天井に展示したインスタレーション。
ダニエル・ビュレンさんは、8.7センチのストライプ柄を用いて作品を制作。
本作には約1,500枚もの赤と青のストライプの旗がつかわれている。
春夏らしいさわやかな赤い旗と青い旗は、中心で対角線状に色が切り替わり、無数の旗が集まってひとつの大きな旗を形成しているかのよう。
大巻伸嗣 Echos Infinity -Immortal Flowers-
現代美術家の大巻伸嗣さんの彫刻作品。
2〜5Fの各階にある南エレベーターホールの壁に展示している。
ビビッドな色づかいが、まるで海外の花のようだが、アサガオ・菊・ききょうなど、和のモチーフになっていて、よく見ると江戸小紋が下地に刷られている。
階によって作品がちがうので、4作品すべて鑑賞したい。
船井美佐 楽園・境界・肖像画
現代美術作家の船井美佐さんによる鏡の作品。
大巻伸嗣さんの作品を南エレベーターホールに展示し、船井美佐さんの作品を3〜5Fの北エレベーターホールに3作品展示している。
円形の鏡を中心とした作品で、鏡から鳥や蝶が抜け出して、周辺で舞い踊っているかのよう。
堂本右美 民
画家の堂本尚郎さんの娘で、同じく画家の堂本右美さんの作品。
作品名の読み方は「たみ」。
銀座一丁目駅7番出口付近のギャラリー小柳で、2016年5月27日(土)〜6月30日(木)まで、作品と同名の展覧会「民」を開催した。
3〜5Fの各フロアの通路に、横2メートルほどの絵画を展示している。
展示しているのは、青い下地に雲が浮かぶようなさわやかな作品や、黄色いポップな作品、夕日が溶け出したようなオレンジ色の作品など、階によってテーマがちがう抽象画。
堂本右美さんは、色鮮やかな抽象絵画を中心に制作していて、東京ミッドタウンのミッドタウン・タワー1Fに堂本右美さんの作品「悠々」を常設展示している。
チームラボ Universe of Water Particles on the Living Wall
ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」の作品。
3〜5Fまで続く西階段の吹き抜けに、デジタルアートの滝が流れ落ちている。
滝の流れのところどころに岩があり、岩によって水の流れが変わる様子を、糸のように細かく表現している。
3Fから見上げたり、5Fから見下ろしたりできて、ホンモノの滝をながめているかのように、つい立ち止まったまま見入ってしまう。
陽が落ちると、滝の周辺の植物の色が変わる演出があるので、ギンザシックスに来たときと帰る前に見て、どこが変わったか間違い探しのように発見したい。
チームラボの作品は、KITTE丸の内の1Fに、季節によって映像の花が変わる「Time-blossoming Flowers/時に咲く花」、日本橋高島屋のタカシマヤウオッチメゾンに、砂のような光の粒が流れ落ちる「Flowers in the Sandfall」、東京スカイツリーの1Fに「隅田川デジタル絵巻」を展示しているなど、ギンザシックス以外に常設展示している作品が複数ある。
パトリック・ブラン Living Canyon
世界各地に垂直庭園を生み出している植物学者兼アーティストのパトリック・ブランさんの作品。
3〜5Fの東階段の吹き抜けの壁に、庭園が天井に向かって伸びている。
反対の西階段には、チームラボの作品を展示。
地面と垂直になった壁の庭園は、造花や造草ではなく、ホンモノの植物というからおどろき。
庭園を見上げるという、普段なかなかできない体験をできる。
パトリック・ブランさんは、金沢21世紀美術館にある「緑の橋」を手がけている。
同じく金沢21世紀美術館の恒久展示「スイミング・プール」の作者 レアンドロ・エルリッヒさんは、六本木ヒルズのイベントとして2017年11月18日(土)〜2018年4月1日(日)まで「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」、代官山ヒルサイドテラスのイベントとして2018年1月12日(金)〜2月25日(日)まで「レアンドロ・エルリッヒ個展」を開催するなど、東京都内で次々に個展を開催した。
ギンザシックスの行き方・アクセス(新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため営業時間を変更している場合があります)
ギンザシックスは、名前から連想できるとおり、銀座6丁目にある。
休日は歩行者天国になる銀座中央通り沿い。
有楽町駅から来る場合、晴海通りを銀座4丁目交差点で右折して、3分ぐらい歩くと左に見えてくる。
2017年12月20日(水)に、東京メトロ銀座駅A2出口付近から、ギンザシックスB2Fに直通する地下通路が開通。
雨の日でもぬれずにたどり着けるようになった。
- ギンザシックスの基本情報
- 住所:東京都中央区銀座6-10-1
- 公式ウェブサイト:ギンザシックス 公式サイト
- 営業時間 ショップ:10:30-20:30
- 営業時間 レストラン・カフェ:11:00-23:30
- 最寄り駅からのアクセス:東京メトロ「銀座駅」A3出口から徒歩約2分/東京メトロ「東銀座駅」A1出口から徒歩約3分
ギンザシックスの周辺スポット
ギンザシックスは、銀座の中心の銀座中央通り沿いにあって、銀ぶらにぴったりの立地。
せっかくなら、周辺で銀座観光していきたい。
銀座プレイス
中央通りを晴海通りに向かって銀座4丁目交差点まで約3分歩くと、2016年9月24日(土)にオープンした銀座プレイスがある。
銀座プレイスのイベントは、6Fのソニーイメージングギャラリーで、1〜2週間交代で写真展を開催する。
銀座三越
銀座プレイスの晴海通りをはさんで向かいに銀座三越がある。
銀座三越の催事は、屋上庭園がある9Fの銀座テラスや、7Fの催事場で行う。
松屋銀座
中央通り沿いの銀座三越のとなりに、老舗百貨店の松屋銀座がある。
松屋銀座のイベントは、8Fのイベントスクエアで開催したり、7Fのデザインギャラリー1953で入場無料の企画展を開催する。
歌舞伎座
晴海通りを東銀座駅に向かって歩くと、東銀座駅に直結して歌舞伎座がある。
ギンザシックスから徒歩8分ぐらい。
歌舞伎座の公演は、1カ月ごとに入れ替わり、見たい演目だけ気軽に鑑賞できる一幕見席がある。
築地本願寺
歌舞伎座を通り過ぎ、晴海通りを築地駅方面に歩くと、築地本願寺が左に見えてくる。
ギンザシックスから歩いて14分ぐらい。
築地本願寺の見学スポットは、菩提樹の葉をモチーフにした本堂屋根や、10体以上点在する動物像、本堂入口にはめこまれたステンドグラスなど。
東急プラザ銀座
晴海通りを歌舞伎座と反対に、数寄屋橋交差点に向かって歩くと、徒歩6分ぐらいで東急プラザ銀座がある。
東急プラザ銀座のイベントは、6Fにある江戸切子をモチーフにした吹き抜け「キリコラウンジ」や、1~3Fにある三菱電機のイベントスペース「メトアギンザ」で開催する。
銀座ソニーパーク(旧銀座ソニービル)
東急プラザ銀座の向かいに銀座ソニービルがあったが、2017年3月31日(金)で閉館。
2018年8月9日(木)、跡地に銀座ソニーパークがオープンした。
東京交通会館
JR有楽町駅まで歩くと、京橋口の前に東京交通会館がある。歩いて11分ぐらい。
東京交通会館のセール・イベントは、3Fのグリーンルームや、12Fのダイヤモンドホールとカトレアサロンで、ファミリーセールを開催する。